パソコン作って、経費節約しませんか?

KOUZIRO

ヤマダ電機の子会社

最後に紹介するのはヤマダ電機の子会社として現在も営業を続けている『KOUZIRO』を紹介しよう。

創業は1981年、山口県熊毛郡田布施町で文房具を営んでいた初代社長の神代昭治が、当時はまだ珍しい商品もであったコンピューターの販売を始め、その後個人事業から法人に組織返したことで、コンピューター販売に本腰を入れるようになるのだった。それから、岩国市・周南市・宇部市、さらには広島県の広島市中区と福山市にも直営店を構えるほどの成長振りを見せるのだった。

自作PCの底力をみせてやりましょーー!

商品に関して

オリジナルブランド商品として『FROTIER』シリーズを発売することになり、『田舎が生んだコロンブスの卵』のキャッチコピーの元で、コンピューター販売の世界では当時珍しかったオーダーメイドシステムを採用して、自社での注文生産を基本としながら、部品の選定にはきちんと相性診断を行うといった、品質と安さが通販分野などで知られるようになるのだった。このような製品を比較的早くから力を入れて開発していたショップではあったが、当初は旧来の勢力であるPC-9800シリーズの圧倒的な市場での優位性に販売数も伸び悩む形となってしまう。しかしWindowsへの移行が進んだことで、優位性が少なくなったこともあって、徐々に業績を伸ばしていくことになるのだった。

Windows95の登場した後の1996年に、秋葉原に店舗を構えることになり、1999年には柳井市の工業団地内に本社、及び工場を移転して、生産能力の増強を図るのだった。ところが、秋葉原のパソコンショップなどが相次いでショップブランドの販売を開始するなど、パソコンの通販分野に進出する企業が増加したことで競争が激化するのだった。製品の構成パーツを受注発注で少量仕入れしていたため他社より原価が高く、市場価格の激しい下落に追従できなくなってしまうのだった。

価格帯の転換

2000年、オリジナル設計のハイエンドデスクトップ製品『ギガブレイク』を発売し。パブリシティに力を入れて低価格帯・ローエンド製品主体のショップブランドから高価格帯・ハイエンド製品主体のメーカーへの脱皮を試みた。しかし、この戦略が裏目に出てしまい、従来の主な顧客層であった上級者が競合関係にあるショップブランドに流れてしまったのだ。

その代わりに新しい顧客となった初・中級者に関しては、店員の接客やサポートセンターの対応がこれらの人たちに対応できるような水準ではなかったために、ネット上ではその悪評が有名となり次第に客足が遠のく結果になってしまうのだった。

その結果として、直営店は次々に閉鎖に追い込まれていき、販売の軸を通販部門と法人販売部門の二つに大きくシフトする形となってしまうのだった。

ヤマダ電機との提携・子会社化

一方で、お折れ家電量販店のヤマダ電機は本体とOSで4万円程度の低価格パソコンの販売にも力を入れていたものの、自社のプライベートブランドは有していなく、一時期はパーツと同様に各社のホワイトボックスブランドを取り揃えていたのだ。

この中にフロンティアの神代製のものが含まれており、フロンティア神代もヤマダ電機向けオリジナルモデルをラインナップに加えることになるのだった。やがて、このヤマダ電機での取扱においては、廉価モデルだけではなく最新の3Dオンラインゲームに対応したデスクトップのハイエンドモデルやBTOも担うようになり、事実上、ヤマダ電機のパソコン部門のショップブランド的な存在として認知されるようになるのだった。

他方、廉価モデルについては、純然たる自社製ではなく、同じくホワイトボックスパソコンの語初メーカーであるマウスコンピューターが製造したOEM品がラインナップに含まれていた時期もある、なお、マウスコンピューターは一時期ヤマダ電機で直接自社製マシンを販売してKOUZIROと競合する関係にもあったが、こちらはKOURIZOがヤマダ電機の子会社になったのと前後してヤマダ電機での販売は打ち切られるのだった。

庫之ホワイトパソコン販売が契機となって、2004年1月にフロンティア神代はヤマダ電機に対して大幅な第三社割当増資を実施し、ヤマダ電機の連結対象子会社となる。同年には社名をKOURIZOに改めて、ロゴも一新し、2006年に法人営業拠点を柳井本社と東京支店に集約し、現在は従来からの通販部門とヤマダ電機での店頭販売が販売の量軸となっている。

しかしヤマダ電機の各店のパソコン売り場には、フロンティア神代製の製品はほとんど展示されていないのが実情となっており、ヤマダ電機参加入りした九十九電気の店舗においては、自社の『eX.computer』ブランドと平行して『FROTIER』ブランドのパソコンの販売を行なっている。

COTORI-DO.JP